夜ふかし閑談

夜更けの無駄話。おもにミステリー中心に小説、漫画、ドラマ、映画などの紹介・感想をお届けします

『金田一少年の事件簿R』13巻 感想・あらすじ

こんばんは、紫栞です。

金田一少年の事件簿R』13巻を読み終わったので少し感想をば。

金田一少年の事件簿R(13) (週刊少年マガジンコミックス)

今回の13巻は前回12巻での

「聖恋島殺人事件」

 

 

の続きから最終話までと別事件の金田一二三誘拐殺人事件」が3話入っています。

金田一二三誘拐殺人事件」の方は次巻に持ち越し。

 

 

一応のあらすじ

「聖恋島殺人事件」

剣持警部の趣味の釣りに付き合ってチームとして孤島“聖恋島”での釣り大会に参加することになった金田一と美雪。その孤島は歌うような悲しげなセイレーンの「泣き声」が鳴り響く“墓標の島”だった。 嵐のただ中、釣り大会は参加者が立て続けに三人殺される凄惨な連続殺人と化す。 果たしてこの事件の真相は!?そして海の魔女「セイレーン」の「泣き声」の秘密とは・・・?

 

金田一二三誘拐殺人事件」

新撰組のコスプレがしたいという従妹のフミたっての希望で高幡不動の「新撰組まつり」にやって来た金田一と美雪。ところが「沖田総司」を名乗る人物にフミは拉致されてしまう。「沖田総司」は警察に身代金三千万円を要求。手渡し役として「新撰組まつり」に参加している新撰組隊士と同姓同名の六人を指名してきたのだが――。

 

 

以下ネタバレ(犯人の名前は出してません)~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先に「聖恋島殺人事件」の方から~

“セイレーン”と“特攻”の組み合わせが何だかミスマッチに感じますが、まぁ狙ったモノなのかも知れないですね。

謎の提示

第一の殺人の死体移動

第二の事故死の“みせかけ”

第三の関係者全員が集まった中での銃殺

 

第三の容疑者全員が集まったの中での殺人は糸状のものを使った遠隔操作・自動殺人トリックと相場が決まっているので何も驚きはないですね。オキマリだなぁというか。もはや様式美。安全ピンで固定したってのには驚きましたが。そんなんで大丈夫なんだろうか?

このトリックはボート調べていたときにズバリ糸見つけるシーンがあるので読者がほぼ解るだろうことが想定されているのだと思います。(ぶっちゃけ、ミステリーに糸出てきた段階で私的には考えるの放棄しちゃうんですが・・・「あ~はいはい。糸でどうかすれば何とか出来るんでしょ?」とか思っちゃって^_^;)

第二の事故死の“みせかけ”も捜査の過程で半分以上仕掛けを明かしているのでメインの謎として提示しているものではないですね。

 

と、いうわけで、この事件のメイントリックは第一の殺人の死体移動トリックですね。

で、このメイントリックですけど・・・

うーん・・・こんなに手際よく出来るかなぁと甚だ疑問。

時間的にだいぶ綱渡りですね。鬼島さんが被害者いないことその場で正直に言っていたらダメだし。いくら暗闇の中とはいえ犯人が集団から抜けてたの気づく人いるかもしれないし。そもそも準備のいい誰かが懐中電灯とか持っていたら終わりだし。不確定要素が多すぎる。

このお話はメイントリック以外のトリックも“セイレーンの泣き声”で潮の流れの変化がつかめるという部分にすべて頼っているものですが・・・が・・・色々とタイミングが良すぎるだろうと思う。潮の流れを“よめる”だけで“操れる”訳ではないのだから。

あと、第二の殺人のトリック、間違えて剣持警部の釣り糸引っ張っていたら・・・とか考えると可笑しい(笑)と、いうか、警察がいる前で実行するには危険すぎるトリックなんじゃ・・・。

いずれにせよ今回のトリックは犯人がだいぶ忙しいトリックでしたね。肉体的にも精神的にも体力が必要だわ。それこそ今やっているスピンオフのネタにされそう(^_^;)

 

テープ観ての犯人当て、わかりませんでした。ちょっと細やかすぎて・・・トーンのカスかと(笑)

どうでもいいことですが、手紙の文字ですけど「別に女文字を書く男性はいっぱいいるよ!」って言いたい。

 

鬼島さんの「これが殺人だとするとあの時の事故もひょっとして・・・・」を聞いて金田一 『はっ まさか―・・』な ん で す か?

明かされないまま終わってますけど。モヤモヤする~(>_<)

 

最近は関係者の意味ありげな行動とか言動とか回収してくれないよね。ただ読者困惑させて終わりっていうか。前はちゃんと事件解決後に知られざるエピソードが語られたりしたんだけど・・・。

細部の作り込みはどんどん甘くなってきていると感じてしまいますね。長編ミステリーはこういった部分が大事なんだけどなっ(と、私は思う)。

 

お婆さん、犯人の素性気づくの遅い(笑)お婆さんの記憶を追求してれば簡単に犯人わかったんじゃないかと思う。

 

お話としては孤島もののクローズド・サークルで『金田一少年の事件簿』では王道でしたが、クローズド・サークルにしては緊迫感や重さには欠ける印象でした。太平洋戦争持ち出してくるならもっと暗さや重さがあってもいいと思うんですよね。何だかサラサラと終わった感じ。

「学園七不思議殺人事件」の重苦しくってオドロオドロシイ雰囲気が懐かしいなぁ~。

 

 

 

 

金田一二三誘拐殺人事件」

王道の後に変化球ですね。

フミちゃん久しぶりの登場。と、思った矢先に誘拐されちゃうんですが(^^;)

誘拐か・・・過去の事件ですぐ思い浮かべるのは速水玲香誘拐殺人事件」ですね。

 

 

今回は新撰組がモチーフ。金田一少年の事件簿で扱うネタとしては何だか新鮮(笑)

 

新撰組隊士と同姓同名を集めたってのが“キモ”なんでしょうね。と、なると一人しかいないっていう“新見錦”と“山南敬介”がなんかしら・・・。

 

“その時――俺はふと奇妙な感覚に襲われた ほんの数分間フミと離れるだけなのに ずっとずっと長い別れになってしまうような――”

こんな具合にだいぶ不安を煽っていますが、フミちゃんの命はまぁ大丈夫だろう。

 

事件自体はまだ3話しか載っていないのでなんともいえないですね。どれぐらいの長さの事件になるのかな?

 

 

 

 

愚痴っぽいことばっか書いてしまいましたが、指摘箇所を見つけるのもこの漫画の楽しみ方の一つだと思います(と、開き直ってみる)

次巻は2017年11月17日(金)発売予定のようです。何かと話題になっているスピンオフの漫画はいつ書籍化してくれるのかなぁ。読むの待ち望んでいるのですが。11月に同時販売とかしてくれたら嬉しいのですけど。待ってます・・・!

 

 

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ではではまた~

 

 

 

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