夜ふかし閑談

夜更けの無駄話。おもにミステリー中心に小説、漫画、ドラマ、映画などの紹介・感想をお届けします

『金田一くんの冒険1 からす島の怪事件』 感想 17年ぶりの小説版!

こんばんは、紫栞です。
今回は『金田一くんの冒険1 からす島の怪事件』をご紹介。

金田一くんの冒険 1 からす島の怪事件 (講談社青い鳥文庫)

ご存知【金田一少年の事件簿】シリーズの番外編(?)と言えばいいのかしら。講談社 青い鳥文庫からの刊行で、金田一達が小学六年生のときの冒険を描いています。ノベルス(小説)。
前に金田一少年の事件簿のノベルスについてまとめた際、

 

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今後、天樹さんが金田一少年のノベルスを書いてくれることはあるだろうか的なことを呟きましたが・・・書いてくれました!なんと17年ぶりっ!うおお。

 

しかして、ガチガチ本格ミステリ路線で大人向けだった今までのノベルスとは違い、青い鳥文庫からの刊行ってことで雰囲気は大分違うんですが。

 

金田一少年の事件簿と言えば、新シリーズがイブニングで連載開始されましたね。【金田一37歳の事件簿】とな。まさか20も歳とるとは思わなかったので驚き。またはじめちゃんより年下になれる日が来ようとは・・・。
同時期に“中年の金田一”と、“小学生の金田一”が楽しめる展開なのですね。小学生、高校生、中年・・・なんだか壮大な大河推理シリーズですね(笑)

 

 

(一応の)あらすじ
七瀬美雪は不動小学校の6年生。幼馴染みで家が隣同士の金田一一と共に、学校の放課後クラブ活動『冒険クラブ』に所属している。
夏休み、『冒険クラブ』のメンバーは金銀財宝が眠るという「烏島」に行くことに。この島には恐ろしい人くい妖怪「島婆」の伝説が伝えられていた。そして、財宝の調査を開始した美雪達の前にその「島婆」が現れて――。

 

 

 


このお話の語りは美雪です。小学6年生なので語り口は幼い。しかし、はじめちゃんは何だか全然変わらない。言動が高校生のときと大差ないと感じます。男子はそんなものだろうか(笑)
村上草太も『冒険クラブ』のメンバーで登場していますよ~。

はじめちゃんがいつも通りの言動なのもあって、読んでいると殺人事件が起きるのを期待してしまうんですが・・・青い鳥文庫なので血みどろの殺人は起きません(^^;)

 

私は青い鳥文庫を買って読むのはコレが初なのですが、やはり総ルビで漢字が少ない。平仮名ばかりなのが逆に読みづらいと感じますが、お話はコンパクトでサックと読み切れます。

さとうさんの挿絵も結構入っていますね。

どうでもいいことですが、お話に登場する高瀬という大学の先生は50歳ぐらいとのことですが、絵は大分若く見える。大学の“先生”ではなく、大学の“生徒”のようだ・・・。


事件のモチーフは姥捨て山伝説と鬼ヶ島伝説を混ぜたようなものですね。リゾート開発云々の話はすんなりと解決しすぎて「いやいや、大人の世界はそんな簡単なもんじゃない」とか言いたくなってしまいますが、まぁ小学中級からの本なのでそこら辺は御愛敬。
血みどろの殺人事件は起きずとも、謎解きはちゃんとあるので「金田一シリーズだわ~」感は満喫出来ます。

 

個人的には天樹さんのあとがきが読みたかったのですが、残念ながら無いです。
だって17年ぶりのノベルスですよ?「帰ってきました!」的な御言葉を頂きたいじゃないですか(-_-)
この『金田一くんの冒険』は“1”とついているし、続刊が予定されているみたいですが、今後あとがきが書かれることはあるんだろうか・・・う~ん。望み薄ですかね(^_^;)

 

しかし、17年ぶりのノベルス。読めて嬉しかったです。ありがとうございます天樹さん~。今後とも期待しております(^^)

 

 

ではではまた~

 

 

 

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