2022-01-01から1年間の記事一覧
こんばんは、紫栞です。 今回は、伊坂幸太郎さんの『シーソーモンスター』をご紹介。 あらすじ 昭和後期。バブルに沸く日本で、北山家の嫁・宮子と姑・セツは日々衝突を繰り返し、宮子の夫でセツの息子である直人は熾烈な嫁姑問題に悩まされていた。 実は宮…
こんばんは、紫栞です。 今回は荒木飛呂彦さんの『岸辺露伴は動かない エピソード#10 ホットサマー・マーサ』の感想を少し。 あらすじ 7月7日水曜日。漫画家の岸辺露伴は、担当編集者の泉京香とのリモート打ち合わせで新キャラクターのデザインに問題がある…
こんばんは、紫栞です。 今回は映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』を観たので、感想を少し。 サリンジャーの伝記映画 原題が『Rebel in the Rye』のこちら、2017年に公開されたアメリカ映画。『ライ麦畑でつかまえて』『バナナフィッシュ…
こんばんは、紫栞です。 今回は森博嗣さんの『すべてがFになる』をご紹介。 あらすじ コンピュータサイエンスの頂点に立つ天才プログラマ・真賀田四季。彼女は十四歳のときに両親を殺害し、以降は孤島の研究施設の一室から一歩も出ない生活を十五年続けてい…
こんばんは、紫栞です。 今回は、東野圭吾さんの『カッコウの卵は誰のもの』について感想を少し。 あらすじ かつてはオリンピックにも数回出場したトップスキーヤーだった緋田宏昌の娘・風美は、幼い頃から目覚ましい才能を発揮し、宏昌以上のスキーヤーに成…
こんばんは、紫栞です。 今回は、映画『屍人荘の殺人』(しじんそうのさつじん)について感想を少々。 今村晶弘さんの長編推理小説が原作のこちらの映画、公開されたのは2019年で前に当ブログで原作小説の紹介をしたのですが↓ www.yofukasikanndann.pink 今更…
こんばんは、紫栞です。 今回は神津凛子さんの『スイート・マイホーム』をご紹介。 あらすじ 三年前に結婚し、長野で妻と幼い娘と共にアパート暮らしをしていた清沢賢二は、ある日ポストに投函されていた“まほうの家”というキャッチコピーに「冬でも半袖一枚…
こんばんは、紫栞です。 今回は、米澤穂信さんの『栞と噓の季節』をご紹介。 あらすじ 二月。高校二年生の堀川次郎は、図書委員の仕事として図書室で一人督促状を書いていた最中、返却箱に一冊の本が置かれたことに気が付く。顔を上げてみたが、目撃したのは…
こんばんは、紫栞です。 今回は、京極夏彦さんの『ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔』をご紹介。 あらすじ 二十一世紀半ば。日本のとある都市で十四五歳の少女ばかりが狙われた禍々しく陰謀めいた連続殺人事件から三ヶ月。 犯人に捕らえられ…
こんばんは、紫栞です。 今回は、森博嗣さんの『オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case』を読んだので感想を少し。 あらすじ 招待状に導かれて孤島に聳えるオメガ城にやってきた訪問者たち。物理学者、数学者、心理学者、医者、画家、記者、そして研究者…
こんばんは、紫栞です。 今回は『金田一少年の事件簿30th』2巻の感想を少し。 30周年記念継続中 連載30周年を記念して復活した“少年期”『金田一少年の事件簿30th』2巻目です。 1巻目が出たのは5月だったので結構期間が空いての刊行ですね。1巻は限定版があり…
こんばんは、紫栞です。 今回は城平京さんの『虚構推理 逆襲と敗北の日』の感想を少し。 こちら、あやかし達の争い事の仲裁・解決、相談を受け、虚構を用いて人とあやかしの間を繋ぐ「知恵の神」である岩永琴子と、その恋人で、不死で未来決定能力を持つ“怪…
こんばんは、紫栞です。 今回は有栖川有栖さんの『濱地健三郎の呪(まじな)える事件簿』をご紹介。 シリーズ第3弾 こちらは心霊探偵・濱地健三郎と助手の志摩ユリエが様々な怪異と対峙していくシリーズ【濱地健三郎シリーズ】 www.yofukasikanndann.pink の第…
こんばんは、紫栞です。 今回は京極夏彦さんの『ルー=ガルー 忌避すべき狼』をご紹介。 あらすじ 二十一世紀半ばの日本。すべてがデジタル管理された社会で、人々は携帯端末によって繋がれている。 旧弊的な教育制度もなくなり、他者との物理接触もイベント…
こんばんは、紫栞です。 今回は相沢沙呼さんの『invertⅡ(インヴァートⅡ) 覗き窓の死角』の感想を少し。 シリーズ3冊目、倒叙集2冊目 こちら、2022年9月に刊行された【城塚翡翠シリーズ】の新作。 度肝を抜いた『medium霊媒探偵城塚翡翠』、 www.yofukasikan…
こんばんは、紫栞です。 今回は、加藤シゲアキさん原作の『ピンクとグレー』の小説と映画の違いについて紹介していきたいと思います。 先月、映画を観た後に小説を読みました。前に映画の『PERFECT BLUE』からストーリー着想を得ていると知り、映画の予告も…
こんばんは、紫栞です。 今回は、湊かなえさんの『落日』をご紹介。 あらすじ 長年下積みをしつつも世に出るチャンスをなかなかつかめずにいる新人脚本家・甲斐千尋(本名・甲斐真尋)の元にある日、デビュー作が評価され大注目を浴びている新進気鋭の映画監督…
こんばんは、紫栞です。 今回は相沢沙呼さんの『invert(インヴァート)城塚翡翠倒叙集』をご紹介。 まさかの続編 こちら、ミステリランキング5冠を獲得し、2020年のミステリ界で話題を攫いまくった長編小説で2022年10月から連続ドラマ化も決定した『medium霊…
こんばんは、紫栞です。 今回は、夏のオススメ本で恒川光太郎さんの『夜市』(よいち)をご紹介。 傑作幻想ホラー小説 『夜市』は2005年に刊行された中編小説集。第12回ホラー小説大賞受賞作し、第134回直木賞候補にもなった「夜市」と、書き下ろしの「風の古…
こんばんは、紫栞です。 今回は、映画『Dinerダイナー』を観たので感想を少し。 平山夢明さんの小説『ダイナー』の実写映画化作品ですね。原作小説については前にこのブログで記事を書いたんですけど↓ www.yofukasikanndann.pink 映画化で興味を持って読んで…
こんばんは、紫栞です。 今回は桜庭一樹さんの『紅だ!』を読んだので感想を少し。 あらすじ 東京の新大久保駅近くに構える百人町第百ビル一階、元チキン屋の探偵事務所「道明寺探偵屋」。 社員は女子テコンドーの元オリンピック選手・真田紅(さなだくれない…
こんばんは、紫栞です。 前回の記事で乙一さんの『GOTH』という小説作品について紹介したのですが、 www.yofukasikanndann.pink 今回は『GOTH』を原作とする漫画・映画と、番外編『GOTHモリノヨル』についてのアレコレについてまとめて紹介したいと思います…
こんばんは、紫栞です。 今回は乙一さんの『GOTH』(ゴス)をご紹介。 GOTHとは 『GOTH』(ゴス)は乙一さんの連作短編小説集。ライトノベル雑誌に掲載されていた連作短編でしたが、ライトノベルとしてではなく一般小説として発売された珍しい作品で、第三回本格…
こんばんは、紫栞です。 久しぶりに、今回は夏のオススメ本で小野不由美さんの『残穢』(ざんえ)をご紹介。 あらすじ 二〇〇一年末、作家を生業とする「私」の元に届いた一通の手紙。それがすべての端緒だった。 ホラー小説のシリーズを持っていた「私」は、…
こんばんは、紫栞です。 今回は石持浅海さんの『扉は閉ざされたまま』をご紹介。 あらすじ 大学時代、軽音学部内で酒好きのたちが集まっていたサークルでも特に仲の良い集団だった別名『アル中分科会』。この度、メンバーの一人の発案により、ペンションで卒…
こんばんは、紫栞です。 今回は、連続ドラマの五代目『金田一少年の事件簿』道枝駿佑版について、簡単にまとめて紹介。 五代目、令和版『金田一少年の事件簿』の連続ドラマがこの間無事最終回を迎えました。前に実写ドラマ一代目~四代目までをまとめた記事…
こんばんは、紫栞です。 今回は綾辻行人さんの『十角館の殺人』をご紹介。 あらすじ 一九八五年九月二十日未明、S半島J崎沖、角島(つのじま)で建築家の中村青司の邸宅、通称青屋敷が全焼。焼け跡から中村青司と妻、住み込みの使用人夫婦の計四人が死体で発見…
こんばんは、紫栞です。 今回は『金田一37歳の事件簿』13巻の感想を少し。 連続ドラマに、『金田一少年の事件簿30th』で本編漫画復活、 www.yofukasikanndann.pink スピンオフ漫画の『犯人たちの事件簿』も復活と、 www.yofukasikanndann.pink ただいま少年…
こんばんは、紫栞です。 今回は『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』11巻について感想を少し。 『金田一少年の事件簿』のスピンオフコメディ漫画であるこちら、2020年に刊行された10巻で完結していたのですが、 www.yofukasikanndann.pink この度【…
こんばんは、紫栞です。 今回は相沢沙呼さんの『medium (メディウム)霊媒探偵城塚翡翠』をご紹介。 あらすじ ここ数年、世間を騒がしている連続死体遺棄事件。判明しているだけで女性ばかり八人を殺害しているとみられる事件だか、犯人はいっさいの証拠も痕…