こんばんは、紫栞です。
今回は私が今までに読んできた小説の中で精神的にキツかったモノを何作か簡単にご紹介。
ではサクサクッと~
面白いですよ?面白いんですが途中の部分がつらかったなぁ~。犯人の傲慢さには耐えかねるものがあり・・・「コイツッ!ああ~この野郎!!」と、もう読んでて怒りがフツフツとね!特に女性にとってはもの凄い嫌悪感を抱かせるかと。
あと冤罪部分がね・・・泣きたくなるほど悔しい。「違うんだよっ!」って叫びたい。そしてその部分が長い!勿論しっかりした結末が待ってるんですけど。素晴らしい結末なんですけど。そこに至るまでが・・・!
コレはひとえに宮部さんの書き方がうますぎるせいですね。宮部さんはねぇ~ホントよくこんなリアリティのある嫌な人書けるなって。宮部さんの本は何冊か読んでるんですが、嫌な人書くのがうますぎて私の血管持たなそうだよってなときがあります。そして嫌なヤツは最後まで嫌なヤツのまんまってのがね・・・。
しかし、『模倣犯』が名作だってのは間違いない事実。“ピース”は印象深い悪役ですよね。2002年に実写映画化もされました。まぁアノ映画がダメダメだというのは私にもわかる事実・・・。
馳星周『夜光虫』
主人公に全く感情移入出来ない。自分の欲望を満たすことばっかり考えているような主人公でもう嫌。早く死んでくれないかと思って読んでいました(笑)それを期待して最後まで読んだんですけど・・・。
展開されるラブストーリーも「ケッ!」って感じで最終的に流されてしまっている彼女も全く理解できない。「何だぁ?この女」とか思う。
とはいえ、馳さんのは“ノワール小説”こういう登場人物や世界観を楽しむものなのでしょうけれど。
私にはとにかく主人公が受け付けなかったって事ですかね。馳さんなら『不夜城』の方がやっぱ好みです。
2014年に『渇き』という題名で実写映画化されましたね。映画化が気になって読んでみました。
結果、まぁ映画観るのやめましたよね(笑)
エログロで過激な描写が多いです・・・と、いうかほぼソレというか・・・。暴力的なシーンの連続で映像で観るとヤバそうだなって思って映画はやめときました。
これも“ノワール小説”に属するお話として書かれてるんだと思います。救いが全くないですね。
ページ数が少なくって薄い本なんですが読むのにめっちゃ時間かかりましたね。芥川賞受賞作品なんですが・・・
わからん。
うん。ごめん、よくわからないです。
読んでる途中ずっと「???」だったんですが、読み終わった後も「??????」でした。
私には高尚すぎたようです(^_^;)純文学って謎なものはホント謎。
コレ、実写映画化されてるみたいですね。かなり古い映画ですが・・・この話を映画って・・・想像がつかないんですがどんな感じなんだろう。
グロいとか、主人公に感情移入出来ないとか、高尚すぎてわからないって本なら他にも多々ありますが今回はこのへんでやめときます。
今回紹介した作品も別に読んだのを後悔している訳では無いです。色々読んでみないと自分の好みはつかめませんからね~。読まず嫌いは良くない!と、思う・・・
ではではまた~