こんばんは、紫栞です。
前に『金田一少年の事件簿』の事件一覧記事を書きましたが
そういえばスピンオフ作品の紹介を忘れていたので(^_^;)今回は『金田一少年の事件簿』のスピンオフ作品の紹介・感想を簡単にですが書いておこうと思います。
『高遠少年の事件簿』
タイトルの通り、金田一の宿敵で自称犯罪芸術家の高遠遙一の高校時代に遭遇した殺人事件のお話。無料漫画アプリ「マンガボックス」で連載されていたものをコミックスに纏めたものです。
殺人事件の方はお話の流れもトリックも今までの『金田一少年の事件簿』にあったものを色々混ぜましたみたいな感じで金田一愛読者からすると「コレ、前にもあったんじゃね?」と言いたくなるものですが(夜、部員がメールで学校に集められたりとか、鍵穴のぞくとか、テーブルの上に生首とか・・・)ラストの決着のつけかたは高遠さんが主役ってことで今までに無いものになってます。サイコパス対決?(あんまり軽率にサイコパスとか言いたくないんですが・・・)
高遠さんの高校時代を知ることが出来るのでファン必見ではあります。なにやら複雑な家庭環境で複雑な人格が形成されたようです。
高遠さんは学生時代から薔薇を投げるのが好きだったようですな。
金田一少年の事件簿本編では『薔薇十字館殺人事件』あたりから“高遠、自身のルーツ探し”が始まっているので、今後の本編での展開にこの本の内容が関わってくることが予想されます。高遠さんのパピーに何かがあるみたいですねぇ。ぶっちゃけ後付け感はんぱないですが・・・(笑)『金田一少年の事件簿R』を始めるにあたっての追加設定なんだろうなぁ・・・。
『明智警部の事件簿』全5巻
いつも無駄なキラキラをしょっていらっしゃる華麗なエリート警視、明智健吾の“警部”時代のお話。「マガジンSPECIAL」にて連載。書いていらっしゃるのは佐藤友生さんという漫画家さんです。
“明智”の相棒ってことで乱歩に引っ掛けて“小林刑事”がお話の語り手です。警察ミステリーってことで“正義”がテーマ。警部時代で若いので、明智さんの青臭い一面が見られます(今は何だか成熟してるんでね・・・)。捜査一課のメンバーとのやり取りも見所。
読み始めた当初は明智さんが甘党だったり(二十数年目にして初めて知ったぞ)、何故かいつも紅茶飲んでたり(右京さんか。つーか、コーヒー党じゃなかったけ?好みが変わったのか?)でなんだかキャラクターに違和感があったんですが、まぁ読み進めていくとあまり気にならなくなっていきました。
なんと言っても絵が綺麗です。明智さんも少女漫画的にキラキラしています。
ラストが金田一少年の事件簿本編の『雪夜叉伝説殺人事件』に繋がるようになっていまして、本編初登場のとき明智さんがどうしてあんなに嫌なヤローだったのかが分かります。
『金田一少年の1泊2日小旅行』全3巻
タイトル詐欺でして、タイトルから予想されるようなお話ではありません。ご注意を(旅行には何度も行くんですがね)金田一少年をネタにした完全なるコメディ。『高遠少年の事件簿』と同じく、無料漫画アプリ「マンガボックス」での連載。書いていらっしゃるのは“あわ箱”さんです。
ひょっとしたら一番好きなスピンオフかもしれない(笑)
一応、オペラ座館~からゲームの館~までのお話の登場人物達が順番に出てきます。と、いっても皆さんほぼ全員変態に改変されていたり、本編で死んだはずなのに生き返っていたりだので原形はとどめていませんが。
『金田一少年の事件簿』全巻を読んでいる人にはかなり楽しめるギャグ本ですね。“わかる”ネタ満載。何故か剣持警部のあつかいが酷い。何故だ。
スピンオフ作品の紹介は以上です。スピンオフ作品は今後また増えてくるかもしれないですね~。その都度紹介していきたいと思います。
※新たなスピンオフ出ました~。詳しくはコチラ↓
ではではまた~