夜ふかし閑談

夜更けの無駄話。おもにミステリー中心に小説、漫画、ドラマ、映画などの紹介・感想をお届けします

映画『銀魂』観てきました~

こんばんは、紫栞です。

ただいま絶賛公開中の実写版映画『銀魂』を観てきました。なので、少し感想を書こうかと思います。

銀魂

 

私は『銀魂』に関して言えば、一応全巻は読んでいます。ただし自分で買って読んでいるのではなく、職場の先輩に新刊が出る度に借りて読んでいるといった微妙なファンです(^_^;)

アニメも第1期の頃のは友達がDVD集めてたので、友達三人で鑑賞会して一気観したりしました。笑いすぎて異様なほど疲れた記憶が。腹筋が痛くなったり、声が枯れたりしましたね・・・若気の至り(笑)

 

で、最初に実写化されるって聞いた時はとにかく驚きました。私、『銀魂』の実写ってそれまで一ミリも想像したことも妄想したことも無くって、どの俳優さんが良いとかも考えが及ばなくって、「銀ちゃんが小栗旬だよ」とか聞いても良いんだか悪いんだか全く判断がしかねるような状態でした。

しかし、監督が福田雄一さんだと知って俄然観る気満々に(私は『33分探偵』とヨシヒコシリーズのファンです)。

もうキャストが合ってるとかどうとか細かいことは気にせず、とにかく笑えればいいや~ってスタンスで、いつも新刊を貸してくれる職場の先輩と一緒に観に行ってきました。

 

以下ネタバレ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初の喫茶店のシーンは原作通りで観ていてなんだか懐かしさが込み上げてきた・・・と、思ったらアニメでも恒例のオープニングいじりが。

とにかく、小栗旬が歌う『パッション』たる尾崎風なような反町風なような曲に笑わされます。初っぱなから飛ばすなぁ~と。このオープニングを観た時点で「この映画はイケるな」と妙に確信しました(パンフで小栗旬もそう言っている)

 

ヨシヒコシリーズに慣れているせいか福田作品でフルCGだと違和感が。CGが雑な感じでしたけど、アレはわざとなんですかね?

思っていたよりもしっかりとしたアクションシーンがありました。福田作品だからほぼほぼギャグかと思っていたので以外。でもそうですね、せっかく小栗旬起用してるんだからアクションシーンちゃんとやらないと宝の持ち腐れですよね。最近の小栗旬はめっきりアクション俳優ですよねぇ。「まーきのっ」とか言っていた頃が懐かしいわ。あの頃はまだアクション俳優じゃなかった(今だって別に違うだろうけど)

神楽(橋本環奈)の所とかはワイヤー感がありすぎてちょっとなぁとか思う箇所がありました。でも尋常じゃなく早いって設定だからしょうがないのかな?あと、個人的にはアクションシーンの最中にスローモーションがいっぱい入るのあんまり好きじゃないです(早いまま見せて欲しいとか思う)

また子(菜々緒)の衣装、実写で見ると露出度の高さを実感する。あのカッコで戦闘シーンだから角度によっては結構きわどかったです。「サービスシーンか?」とか思う(笑)菜々緒細いなー。菜々緒が「だもん」とか言ってるのもなんか新鮮でした。

 

あと実写で見ると凄いなってのはエリザベスの着ぐるみと沖田の巨大カブトムシですかね。小道具の再現率高い。予算の多さを感じるわね!(笑)

エリザベスはやっぱりインパクト強い。出てくると一気に作品の世界観が伝わるみたいな。中の声は山田孝之。ほんとに一言のみの出演でしたね・・・贅沢。

 

一番原作に忠実だったのは安田顕が演じている村田鉄矢ですかね。さすがだ~安田さん。原作同様とにかく声がでかい。シリアスなシーンでの心の声も同様にでかいので可笑しい。シリアスなシーンなのに笑いが込み上げてきてしまい困惑します。私は笑っちゃいましたが。

 

一番笑ったのは新八(菅田将暉)と武市(佐藤次郎)の掛け合いのところと原外(ムロツヨシ)の工場での場面ですね。他の観客も皆笑ってたし。やっぱり福田組強すぎます

源外のシーンはパロディネタ満載でしたね~。わりと後半部分だったので「ここで福田さん恒例のミニコーナーきちゃうの!?」と驚きました。

ザク(赤い)が出てきて「と、いうことは・・・」と思ったらやはりシ〇アのカッコの人が・・・出てきたと思ったらまさかの六角精児!

六角さん、ホントここのみの出演でした。しかも仮面で顔がほとんど出ないまんま終わった(しかし、声としゃべり方で六角さんだとわかる)。

続けてワン〇ースネタとナ◯シカネタ・・・天下のジ◯リはさすがにまずいのでは・・・鉄子早見あかり)が何回も「大丈夫なのか!?」とツッコんでましたね。銀さんのセリフにも「ピー」が入るし(笑)

堂本剛が演じる高杉ですが、最初キャスト発表聞いたときは「え~?」とか思いましたが、いざ映画観てみたら“結構良いな”と思いました。存在感がありますね。新井浩文が演じる岡田似蔵も良かったです。一緒に観に行った先輩が凄い褒めてた(笑)

 

エンディング前にまたもや『パッション』が流れてすべて持っていかれました・・・おかげでエンディング曲の印象薄い・・・。

 

福田さん関連の俳優さんオンパレードのキャスティングでしたが、福田さん関連の俳優さん達は演技派の方々が多いので結果オーライというか・・・まぁ良かったと思います(もし続編があったら今度は堤真一が出てくれると思う)

 

 

 

 

お話としては原作の紅桜編をわりかしちゃんと再現していました。もっと福田色全開でくるかと思っていたんですが(私はそれでも良いんですが)。原作への尊重が伺えますね。

脇の俳優さんの事ばっか書きましたが、万事屋三人組も勿論良かったですよ~(^_^)小栗旬“さすが”って感じだったし、新八はちゃんと“メガネが歩いてる”だったし、神楽はかわいかった。

妙(長澤まさみ)の変顔とぶち切れ演技も必見です。

 

真撰組の影が薄いのがちょっと気掛かりですが、dTVにて「ミツバ編」が配信されているようなのでソレ観て補えって感じなんですかね。う~ん、観たい、ぞ~。

あと、桂(岡田将生)がお話の都合上ギャグシーンが無かったので続編に期待したいです。(いつも原作では大いに笑わしてくれるキャラですからね・・・)

 

 

「とにかく笑えればいいや~」と、観に行った映画でしたが、結果的に十分笑うことができたので満足です。もっと観たいな~と思っちゃいました。続編して~!

巷では一部パロディネタがBlu-rayやDVDには収録されない恐れがあるとか囁かれているので(私は大丈夫だと思うけどな~どうだろう?)、ギャグシーンを余すことなく楽しみたい人は映画館で一回は観といた方が良い・・・かも?

 

 

 

 

 

 

ではではまた~

 

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