こんばんは、紫栞です。
前回の『Another(アナザー)』の記事に引き続き
今回は『Another(アナザー)』のアニメ、実写映画について少し。
私はアニメは途中から、映画は劇場まで観に行きました。アニメも映画も原作小説よりもホラー部分が強調されていたかなぁ~と思います。
アニメ
アニメは終盤(合宿行ってからの場面)、クラスメイト達が皆狂ってしまって恐いことに。地獄絵図の様相になっていましたね。原作より恐いです。ホラーアニメだとこれくらい過剰な演出をするものなんですかね。グロい。
どうでもいいですけど、私、アニメで最初に観た回が登場人物達が皆水着着てキャイキャイしてた話で(八話目のようですが)「え?私が今観ているのは本当にAnotherなのか?」と困惑してしまいました(原作にはもちろん無いシーン)。サービス回というヤツなんですかね。よう分からん・・・(^_^;)
あと、アニメは原作よりクラスメイトの個性が強くなってましたね。オリジナルキャラクターもいたし。それもあってラストの方でいきなり豹変したりされると恐い。特に風見君なんか「どうしたメガネ!?」って感じだった(笑) 原作や映画ではさほどの印象が無い赤沢さんがアニメだとやたら目立ってましたね。
映画
2012年公開映画。劇場まで観に行ったにもかかわらず、私自体はこの映画について多くを語ることは出来ません。
なんでかというと私、半分ぐらい目をつぶっていたんですよね(^_^;)
寝ていたとかでは無くて、グロシーンが苦手で直視出来なかったのです・・・小説やアニメならまだ見られるんですが(ダメなときはやっぱりダメですが)実写でやられると無理。じゃあ何で観に行ったんだ?って感じですが、原作を読んで頭で描いてた作品イメージがミステリー部分がメインって雰囲気だったし、先輩に誘われたしで観に行っちゃったんですよね。
映画は「いろんな死に方やってみました」みたいな作りになっていてスリラー的でした(まぁ私は人が死ぬシーンのほとんどで目をつぶっていた訳ですが・・・)観終わったときは「ホラー苦手なのわかってたくせに劇場で観るなんて無謀だったな・・・」と、自分のアホさ加減に呆れてしまいました。
一緒に行った先輩に「あそこの〇〇が死ぬシーンさ~」とか言われて「あ、すみません。そこ見てません。音は聞いてましたけど」とか返答する羽目に(笑)
“青春映画要素を入れたかった”って事で鳴と恒一のなんだか爽やか、キャッキャウフフなシーンが追加されていますが・・・映画内ではなんとも唐突で浮いてしまっています。“明るい見崎鳴”ってのも違和感がありますしね。キャストは結構良かったと思うんですが。
映像化にあたり、原作小説のメイントリックはどのように描くのか疑問だったのですが、驚くべき事に最初っから開き直ってトリック仕込むの放棄しています。おかげで原作がラストで与えてくれる驚きは半減してしまっていますね。アニメだと色々な工夫がされていたようですが・・・。
うーん。実写だとやっぱ無理なんですかね。
まぁとにかく、原作・アニメより先に映画観るのは絶対にやめてっ!!ですね~。
私個人の意見としてはアニメと映画で比べると、どうしてもアニメの方に軍配が上がってしまいますかね。(映画はほとんど目つぶってたのだから私は言えた義理ではありませんが)
ホラー好きな人はじっくり見比べてみると良いと思います(^_^)
ではではまた~
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原作は続編が出ているので是非