夜ふかし閑談

夜更けの無駄話。おもにミステリー中心に小説、漫画、ドラマ、映画などの紹介・感想をお届けします

手塚治虫

ドラマ『ブラック・ジャック』2024年版について、これだけは言いたい

こんばんは、紫栞です。 今回は、2024年6月30日にテレビ朝日で放送されたドラマ『ブラック・ジャック』について、これだけは言っときたいなということを書き殴りたいと思います。 www.tv-asahi.co.jp こちらのドラマ、放送前から色々と言われておりましたね…

『七色いんこ』あらすじ・解説 トンデモ話多数!?手塚治虫が描くお芝居漫画

こんばんは、紫栞です。 今回は、手塚治虫先生の『七色いんこ』をご紹介。 演劇を下敷きにしたドロボーエンタメ 『七色いんこ』は1981年3月~1982年5月まで「週刊少年チャンピオン」で連載されていた漫画作品。 内容はともかく、タイトルはそこそこ知られて…

『ブラック・ジャック』どの本を買う・揃えるのが良いのか検証 注意するべき点とは?

こんばんは、紫栞です。 今回は、手塚治虫大先生の代表的漫画作品『ブラック・ジャック』を、買い揃えるならどの版の本を買えばいいのかをまとめたいと思います。 手塚治虫作品ランキング、医療漫画ランキングなどで度々人気1位になる『ブラック・ジャック』…

『ぱいどん』面白くない?手塚治虫AIによる漫画 評価はいかに!?

こんばんは、紫栞です。 先月、AIを活用して制作した『ブラック・ジャック』の新作を今秋に公開するというニュースが舞い込んで参りました。 pc.watch.impress.co.jp 超名作漫画作品『ブラック・ジャック』をAIに学習させ、亡き手塚治虫の代わりに新作を作ろ…

『ミッドナイト ロストエピソード』発売で手塚治虫幻の作品が遂に読める!?

こんばんは、紫栞です。 この間、手塚治虫の未発表の新資料が公開されるというニュースが。 www.daily.co.jp 『ミッドナイト』の原型となったらしき『ドライブラー』のカラー原稿など計6点の新資料が、2023年6月16日に立東舎から発売される『ミッドナイト ロ…

ブラック・ジャック「犬のささやき」が、いかに優れた短編かを伝えたい

こんばんは、紫栞です。 今回は、手塚治虫の漫画作品『ブラック・ジャック』の中の一編「犬のささやき」について少し。 法外な金額を請求する無免許天才外科医のブラック・ジャックが、様々な依頼と患者に接していく連作短編漫画『ブラック・ジャック』。「…

『ミッドナイト』最終話があまりの衝撃で未収録!?ブラックジャックのスピンオフ作品!

こんばんは、紫栞です。 今回は手塚治虫の漫画作品『ミッドナイト』のアレコレについて少し。 ブラックジャックのスピンオフ的作品 『ミッドナイト』は1986年5月~1987年9月まで「少年チャンピオン」で連載された作品で、手塚治虫最後の週刊漫画雑誌での連載…

『アドルフに告ぐ』手塚治虫の最高傑作!?ネタバレ・考察

こんばんは、紫栞です。 今回は手塚治虫さんの『アドルフに告ぐ』をご紹介。 あらすじ これは アドルフと呼ばれた 三人の男たちの物語である 彼ら三人はそれぞれちがった人生をたどりながら 一本の運命の糸に結ばれていた 最後のアドルフがこうして死んだ今 …

『火の鳥 大地編』ネタバレ・感想 幻の”続編”、小説化!

こんばんは、紫栞です。 今回は桜庭一樹さんの『小説 火の鳥 大地編』をご紹介。 あらすじ 昭和十三年(1938年)一月、日中戦争の勝利に沸く日本占領下の上海。財閥総師の三田村要造の娘・麗奈と結婚し、異例の出世をした關東軍将校の間久部緑郎は、伝説の不老…

『人間昆虫記』ネタバレ・解説 手塚治虫が描く悪女の生き様

こんばんは、紫栞です。 今回は手塚治虫さんの『人間昆虫記』をご紹介。 あらすじ 恒例の芥川賞の授賞式がプリンスホテルで行われた。受賞したのは十村十枝子(本名、臼場かげり)。十枝子の堂々とした美しい姿がテレビで放送されているのをみながら、彼女の本…

『MW(ムウ)』ネタバレ・解説 手塚治虫が描く「同性愛」と「サイコパス」

こんばんは、紫栞です。 今回は手塚治虫さんの『WM(ムウ)』をご紹介。 あらすじ エリート銀行員である結城美知夫には、凶悪な連続殺人犯という裏の顔があった。犯行を重ねて追い詰められるたび、神父・賀来巌のいる教会に訪れて懺悔し、逃がしてもらうといっ…

『ばるぼら』あらすじ・ネタバレ解説 手塚治虫の芸術論~

こんばんは、紫栞です。今回は手塚治虫の『ばるぼら』をご紹介。 あらすじ美倉洋介は耽美主義をかざして文壇にユニークな地位を築いた流行作家。作品はいくつか海外にも紹介され、多くのファンを持つ。しかしその実、美倉は自身の異常性欲に日々悩まされてい…

『奇子』(あやこ) ネタバレ・解説 子供に読ませてはダメ!?手塚治虫のタブーだらけの代表作

こんばんは、紫栞です。今回は手塚治虫の『奇子』をご紹介。 あらすじ昭和二十四年。天下仁朗は戦争から復員し、久しぶりに四百年続く大地主の旧家・天下家に帰ってきた。天下家には仁朗が戦争に行っている五年の間に「奇子」という四歳になる妹が出来ていた…

『どろろ』アニメ前に予習! 手塚治虫の打ち切り?未完?作品。

こんばんは、紫栞です。手塚治虫さんの漫画作品『どろろ』が約50年ぶり(!)に再アニメ化で2019年1月に放送予定、さらに舞台化もされるとのことなので、今回はこの漫画について少し纏めようとかと思います。 あらすじ室町時代。武士の醍醐影光は、ある夜「地…