夜ふかし閑談

夜更けの無駄話。おもにミステリー中心に小説、漫画、ドラマ、映画などの紹介・感想をお届けします

小説

『屍人荘の殺人』映画 “ひどい”をネタバレ・考察

こんばんは、紫栞です。 今回は、映画『屍人荘の殺人』(しじんそうのさつじん)について感想を少々。 今村晶弘さんの長編推理小説が原作のこちらの映画、公開されたのは2019年で前に当ブログで原作小説の紹介をしたのですが↓ www.yofukasikanndann.pink 今更…

『スイート・マイホーム』ネタバレ・考察 オゾミス?映画のラストはどうなる?

こんばんは、紫栞です。 今回は神津凛子さんの『スイート・マイホーム』をご紹介。 あらすじ 三年前に結婚し、長野で妻と幼い娘と共にアパート暮らしをしていた清沢賢二は、ある日ポストに投函されていた“まほうの家”というキャッチコピーに「冬でも半袖一枚…

『栞と噓の季節』感想「本と鍵の季節」続編!図書委員シリーズ第2弾

こんばんは、紫栞です。 今回は、米澤穂信さんの『栞と噓の季節』をご紹介。 あらすじ 二月。高校二年生の堀川次郎は、図書委員の仕事として図書室で一人督促状を書いていた最中、返却箱に一冊の本が置かれたことに気が付く。顔を上げてみたが、目撃したのは…

『ルー=ガルー2』続編!ネタバレ・解説 これは“あの作品“の完結編でもある?

こんばんは、紫栞です。 今回は、京極夏彦さんの『ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔』をご紹介。 あらすじ 二十一世紀半ば。日本のとある都市で十四五歳の少女ばかりが狙われた禍々しく陰謀めいた連続殺人事件から三ヶ月。 犯人に捕らえられ…

『オメガ城の惨劇』感想 犀川創平 最後の事件とは!?

こんばんは、紫栞です。 今回は、森博嗣さんの『オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case』を読んだので感想を少し。 あらすじ 招待状に導かれて孤島に聳えるオメガ城にやってきた訪問者たち。物理学者、数学者、心理学者、医者、画家、記者、そして研究者…

『虚構推理 逆襲と敗北の日』ネタバレ・感想 “あの人”と対面!その結末は?

こんばんは、紫栞です。 今回は城平京さんの『虚構推理 逆襲と敗北の日』の感想を少し。 こちら、あやかし達の争い事の仲裁・解決、相談を受け、虚構を用いて人とあやかしの間を繋ぐ「知恵の神」である岩永琴子と、その恋人で、不死で未来決定能力を持つ“怪…

『濱地健三郎の呪える事件簿』シリーズ第3弾!コロナ禍での怪異6編 あらすじ・感想

こんばんは、紫栞です。 今回は有栖川有栖さんの『濱地健三郎の呪(まじな)える事件簿』をご紹介。 シリーズ第3弾 こちらは心霊探偵・濱地健三郎と助手の志摩ユリエが様々な怪異と対峙していくシリーズ【濱地健三郎シリーズ】 www.yofukasikanndann.pink の第…

『ルー=ガルー 忌避すべき狼』あらすじ・解説 “あの”作品との驚きの繋がりとは!?

こんばんは、紫栞です。 今回は京極夏彦さんの『ルー=ガルー 忌避すべき狼』をご紹介。 あらすじ 二十一世紀半ばの日本。すべてがデジタル管理された社会で、人々は携帯端末によって繋がれている。 旧弊的な教育制度もなくなり、他者との物理接触もイベント…

『invertⅡ覗き窓の死角』2編 あらすじ・解説 シリーズ3作目 城塚翡翠、涙の訳とは?

こんばんは、紫栞です。 今回は相沢沙呼さんの『invertⅡ(インヴァートⅡ) 覗き窓の死角』の感想を少し。 シリーズ3冊目、倒叙集2冊目 こちら、2022年9月に刊行された【城塚翡翠シリーズ】の新作。 度肝を抜いた『medium霊媒探偵城塚翡翠』、 www.yofukasikan…

『ピンクとグレー』小説 映画 あらすじ・解説 やばい?わからない?違いを考察

こんばんは、紫栞です。 今回は、加藤シゲアキさん原作の『ピンクとグレー』の小説と映画の違いについて紹介していきたいと思います。 先月、映画を観た後に小説を読みました。前に映画の『PERFECT BLUE』からストーリー着想を得ていると知り、映画の予告も…

『落日』湊かなえ あらすじ・考察 イヤミスじゃない!?一気読み推奨ミステリ

こんばんは、紫栞です。 今回は、湊かなえさんの『落日』をご紹介。 あらすじ 長年下積みをしつつも世に出るチャンスをなかなかつかめずにいる新人脚本家・甲斐千尋(本名・甲斐真尋)の元にある日、デビュー作が評価され大注目を浴びている新進気鋭の映画監督…

『invert 城塚翡翠倒叙集』“あの”メディウム続編!3編あらすじ・感想

こんばんは、紫栞です。 今回は相沢沙呼さんの『invert(インヴァート)城塚翡翠倒叙集』をご紹介。 まさかの続編 こちら、ミステリランキング5冠を獲得し、2020年のミステリ界で話題を攫いまくった長編小説で2022年10月から連続ドラマ化も決定した『medium霊…

『夜市』小説 あらすじ・感想 怖い。けれども美しい幻想ホラー 夏のオススメ本~⑧

こんばんは、紫栞です。 今回は、夏のオススメ本で恒川光太郎さんの『夜市』(よいち)をご紹介。 傑作幻想ホラー小説 『夜市』は2005年に刊行された中編小説集。第12回ホラー小説大賞受賞作し、第134回直木賞候補にもなった「夜市」と、書き下ろしの「風の古…

『ダイナー』映画 ネタバレ・感想 ひどいのか?面白いのか?奇天烈映画

こんばんは、紫栞です。 今回は、映画『Dinerダイナー』を観たので感想を少し。 平山夢明さんの小説『ダイナー』の実写映画化作品ですね。原作小説については前にこのブログで記事を書いたんですけど↓ www.yofukasikanndann.pink 映画化で興味を持って読んで…

『紅だ!』桜庭一樹の新シリーズ?あらすじ・感想

こんばんは、紫栞です。 今回は桜庭一樹さんの『紅だ!』を読んだので感想を少し。 あらすじ 東京の新大久保駅近くに構える百人町第百ビル一階、元チキン屋の探偵事務所「道明寺探偵屋」。 社員は女子テコンドーの元オリンピック選手・真田紅(さなだくれない…

『GOTH』映画・漫画・番外編のアレコレまとめ

こんばんは、紫栞です。 前回の記事で乙一さんの『GOTH』という小説作品について紹介したのですが、 www.yofukasikanndann.pink 今回は『GOTH』を原作とする漫画・映画と、番外編『GOTHモリノヨル』についてのアレコレについてまとめて紹介したいと思います…

『GOTH』乙一 小説 あらすじ・解説 悪趣味な二人の暗黒系青春ミステリ

こんばんは、紫栞です。 今回は乙一さんの『GOTH』(ゴス)をご紹介。 GOTHとは 『GOTH』(ゴス)は乙一さんの連作短編小説集。ライトノベル雑誌に掲載されていた連作短編でしたが、ライトノベルとしてではなく一般小説として発売された珍しい作品で、第三回本格…

『残穢』実話!?厄介なホラー あらすじ・解説 夏のオススメ本~⑦

こんばんは、紫栞です。 久しぶりに、今回は夏のオススメ本で小野不由美さんの『残穢』(ざんえ)をご紹介。 あらすじ 二〇〇一年末、作家を生業とする「私」の元に届いた一通の手紙。それがすべての端緒だった。 ホラー小説のシリーズを持っていた「私」は、…

『扉は閉ざされたまま』犯人・伏見と碓氷優佳の頭脳戦!倒叙モノの有名作 あらすじ・感想

こんばんは、紫栞です。 今回は石持浅海さんの『扉は閉ざされたまま』をご紹介。 あらすじ 大学時代、軽音学部内で酒好きのたちが集まっていたサークルでも特に仲の良い集団だった別名『アル中分科会』。この度、メンバーの一人の発案により、ペンションで卒…

『十角館の殺人』小説 ”新本格”衝撃の一行!ネタバレ・解説

こんばんは、紫栞です。 今回は綾辻行人さんの『十角館の殺人』をご紹介。 あらすじ 一九八五年九月二十日未明、S半島J崎沖、角島(つのじま)で建築家の中村青司の邸宅、通称青屋敷が全焼。焼け跡から中村青司と妻、住み込みの使用人夫婦の計四人が死体で発見…

『medium 霊媒探偵城塚』ネタバレ解説 ”すべてが、伏線”に偽りなし!驚愕小説

こんばんは、紫栞です。 今回は相沢沙呼さんの『medium (メディウム)霊媒探偵城塚翡翠』をご紹介。 あらすじ ここ数年、世間を騒がしている連続死体遺棄事件。判明しているだけで女性ばかり八人を殺害しているとみられる事件だか、犯人はいっさいの証拠も痕…

『沈みかけの船より、愛をこめて』実はみんな乙一!奇想天外アンソロジー11編

こんばんは、紫栞です。 今回は『沈みかけの船より、愛をこめて』をご紹介。 乙一の「ひとりで四人」アンソロジー 『沈みかけの船より、愛をこめて』は、乙一、中田永一、山白朝子、三名の作家と安達寛高の作品解説によるアンソロジー。 と、言っても、中田…

『さよならに反する現象』乙一が贈る”お別れに背く物語”5編

こんばんは、紫栞です。 今回は乙一さんの『さよならに反する現象』をご紹介。 作家生活25周年 『さよならに反する現象』は2022年4月に刊行された短編小説集。 本の帯に“作家生活25周年を迎えた乙一が贈る”と書かれているように、節目の年だからなのかなんな…

『母性』湊かなえ あらすじ・ネタバレ感想 ”作家を辞めてもいい”渾身の小説!

こんばんは、紫栞です。 今回は湊かなえさんの『母性』をご紹介。 あらすじ 県営住宅の中庭で、市内の県立高校に通う女子生徒(17)が倒れているのを、母親が見つけ、警察に通報した。4階にある自宅から転落したとして、警察は自殺と事故の両方で原因を詳しく…

『空の境界』順番・解説 わからない?難しい?盛大にこじらせてる〇〇小説

こんばんは、紫栞です。 今回は、奈須きのこさんの『空の境界』(からのきょうかい)について簡単にご紹介。 伝奇小説 『空の境界』は奈須きのこさんによる長編伝奇小説。 元は1998年~1999年にかけて奈須きのこさんのホームページ「竹箒」に分割掲載されたも…

『マスカレード・ゲーム』シリーズ4作目 これで完結?あらすじ・感想

こんばんは、紫栞です。 今回は東野圭吾さんの『マスカレード・ゲーム』について紹介と感想を少し。 あらすじ 「ホテル・コルテシア東京」での未遂事件から数年。 捜査一課の係長となった新田浩介は、入江悠人という青年が刺殺された事件の捜査をしていた。…

『鳩の撃退法』映画 「難しい?」原作小説との違いはいかに!?

こんばんは、紫栞です。 映画『鳩の撃退法』を観たので、感想を少し。 原作の小説については前に当ブログで紹介しましたので、あらすじなど詳しくはこちら↓ www.yofukasikanndann.pink 原作小説が大変面白かったので映画も観に行きたいと思っていたのですが…

『眼の壁』あらすじ・ネタバレ ドラマ原作!恐ろしいトリックにはモデルあり!?

こんばんは、紫栞です。 今回は、松本清張の『眼の壁』をご紹介。 あらすじ 従業員の給料遅配を防ぐため、資金調達に奔走していた昭和電業制作所の会計課長・関野徳一郎は、白昼の銀行の一室を利用した手形詐欺に引っ掛かり、三千万円を詐取されてしまう。会…

『ドクターホワイト』ドラマ には”あの”衝撃事実がない!?原作との違い ネタバレ・解説

こんばんは、紫栞です。カンテレ・フジテレビ系の月曜10時枠の連続ドラマ『ドクターホワイト』が終了いたしましたね。 樹林伸さんによる原作小説は2022年現在で3冊出ていまして、前にこのブログでまとめ記事を書いたのですが↓ www.yofukasikanndann.pink 今…

『今昔続百鬼-雲』4編 あらすじ・解説 京極堂も劇的に登場!馬鹿二人の珍道中

こんばんは、紫栞です。 今回は京極夏彦さんの『今昔続百鬼-雲』(こんじゃくぞくひゃっき-くも)をご紹介。 妖怪馬鹿二人の珍道中 『今昔続百鬼-雲』は妖怪馬鹿の沼上蓮次と妖怪馬鹿重度(かなりヤバイ)の多々良勝五郎の二人が、妖怪伝説蒐集の旅をするなか…