こんばんは、紫栞です。 今回は、中田永一さんの『彼女が生きてる世界線!』を読んだので感想を少し。 あらすじ 交通事故に遭い死亡した28歳のサラリーマンである「僕」は、目が覚めるとアニメ『きみといっしょにあるきたい』の悪役・城ヶ崎アクトに転生して…
こんばんは、紫栞です。 今回は、有栖川有栖さんの『日本扇の謎』を読んだので感想を少し。 あらすじ 舞鶴の布引浜で記憶喪失の青年が保護される。検査しても脳に異常はなく、身元も何処で何をしていたのかも思い出せない青年が唯一持っていたのは一本の扇の…
こんばんは、紫栞です。 今回は、京極夏彦さんの『病葉草紙』(わくらばそうし)をご紹介。 若き日の久瀬棠庵 『病葉草紙』は『前巷説百物語』に登場した儒学者崩れの本草学者・久瀬棠庵の若き日の活躍(?)を描いた謎解き奇譚集。 『前巷説百物語』については…
こんばんは、紫栞です。 今回は、京極夏彦さんの『狐花 葉不見冥府路行』(きつねばな はもみずにあのよのみちゆき)をご紹介。 あらすじ 作事奉行上月監物の屋敷の奥女中・お葉は、憔悴して伏せっていた。深紅の彼岸花を染め付けた着物を纏った魔性のごとき美…
こんばんは、紫栞です。 今回は、今村昌弘さんの『明智恭介の奔走』について感想を少し。 〈明智恭介〉とは タイトルにもなっている〈明智恭介〉。何者かといいますと、今村昌弘さんのデビュー作にして大ヒット作の長編推理小説『屍人荘の殺人』に登場した人…
こんばんは、紫栞です。 今回は、京極夏彦さんの『了巷説百物語』(おわりのこうせつひゃくものがたり)をご紹介。 あらすじ 下総国に住まう狐狩り名人・稲荷藤兵衛(とうかとうべい)には、嘘やまやかしを見破る〈洞観屋〉という裏の渡世があり、影で商人達など…
こんばんは、紫栞です。 今回は、2024年6月30日にテレビ朝日で放送されたドラマ『ブラック・ジャック』について、これだけは言っときたいなということを書き殴りたいと思います。 www.tv-asahi.co.jp こちらのドラマ、放送前から色々と言われておりましたね…
こんばんは、紫栞です。 今回は、『金田一37歳の事件簿』16巻の感想を少し。 16巻は『人狼ゲーム殺人事件』の最終一話と、今巻から開幕した『首なしスキーヤー事件』が6話収録されています。 金田一37歳の事件簿(16) posted with ヨメレバ 天樹 征丸/さと…
こんばんは、紫栞です。 今回は、内田春菊さんの『南くんの恋人』を読んだので感想を少し。 『南くんの恋人』は1986年~1987年にかけて【月刊漫画ガロ】で掲載された漫画作品。全1巻。 十代二十代の人たちはどうか分かりませんが、三十代以降の人なら誰もが…
こんばんは、紫栞です。 今回は、阿部智里さんの『烏に単は似合わない』と『烏は主を選ばない』について少し。 和風ファンタジー 『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』は阿部智里さんによるファンタジー長編小説シリーズで、2024年5月時点で外伝も含…
こんばんは、紫栞です。 今回は、米澤穂信さんの『冬期限定ボンボンショコラ事件』の感想を少し。 あらすじ 大学受験を控えた高校三年生の冬。小鳩常悟朗は、同級生で小市民を志す同志である小佐内ゆきと下校していたところを車にはねられた。 一時意識不明…
こんばんは、紫栞です。 今回は、映画『法廷遊戯』についての感想を少し呟こうかと。 こちら、五十嵐隼士さんの長編ミステリ小説『法廷遊戯』を原作とした映画で、2023年11月に劇場公開されたもの。 前に原作を読みまして↓ 法廷遊戯 posted with ヨメレバ 五…
こんばんは、紫栞です。 今回は、映画『ある閉ざされた雪の山荘で』を観たので、感想を少し。 こちらは、1992年に刊行された東野圭吾さんの長編ミステリ小説を原作とした映画。 ある閉ざされた雪の山荘で posted with ヨメレバ 東野 圭吾 講談社 1996年01月 …
こんばんは、紫栞です。 今回は、背筋さんの『近畿地方のある場所について』を読んだので感想を少し。 2023年話題のホラー本 こちら、2023年1月~4月まで小説投稿サイト【カクヨム】にて連載されていたもので、書籍は同年の8月に刊行されました。 kakuyomu.j…
こんばんは、紫栞です。 『変な家』の映画を観てきました!ので、今回はそれについての感想を少し。 www.youtube.com 原作は2021年に刊行してからというもの、売れに売れている雨穴さんの同名小説。 変な家 文庫版 posted with ヨメレバ 雨穴 飛鳥新社 2024…
こんばんは、紫栞です。 今回は、鮎川哲也さんの『りら荘事件』について少し。 あらすじ 荒川の上流、埼玉県と長野県の境にある《りら荘》。レクリエーションの場として学生に開放されているこの寮に、夏期休暇を過ごすため七名の学生がやって来た。 その日…
こんばんは、紫栞です。 今回は、映画『ノイズ』を観たので感想を少し。 こちら、2022年に劇場公開された日本映画。 2018年~2020年まで「グランドジャンプ」で連載された筒井哲也さんによる漫画作品『ノイズ noise』が原作。 ノイズ【noise】 1 posted with…
こんばんは、紫栞です。 今回は、東野圭吾さんの『ゲームの名は誘拐』をご紹介。 あらすじ 腕利きの広告プランナーである佐久間駿介。金を稼ぎ、適当に女遊びをして順風満帆な日々を過していた彼だったが、ある日、手掛けてきた一大プロジェクトをクライアン…
こんばんは、紫栞です。 今回は、アニメ『ミギとダリ』を観たので感想を少し。 こちらは2017年から2021年まで連載されていた、佐野菜見さんによる同名漫画作品 ミギとダリ 1 posted with ヨメレバ 佐野 菜見 KADOKAWA 2018年05月15日 楽天ブックスで探す 楽…
こんばんは、紫栞です。 今回は、米澤穂信さんの【小市民シリーズ】をご紹介。 小市民シリーズとは 【小市民シリーズ】は米澤穂信さん初期の代表作である2大青春ミステリ小説シリーズの内の一つ。※もう一つは【古典部シリーズ】ですね。 www.yofukasikanndan…
こんばんは、紫栞です。 今回は、『金田一37歳の事件簿』15巻の感想を少し。 今巻は1冊丸々、前巻からの『人狼ゲーム殺人事件』が収録されています。 金田一37歳の事件簿(15) posted with ヨメレバ 天樹 征丸/さとう ふみや 講談社 2024年01月23日 楽天ブ…
こんばんは、紫栞です。 今回は私が今までに観た、結末で物語が驚きの逆転をする仕掛けもの映画、“どんでん返し映画”を5つ、まとめて紹介したいと思います。 以下、仕掛けのネタバレはしていませんが「どんでん返しもの」だと知ってしまうだけでネタバレはネ…
こんばんは、紫栞です。 今回は、京極夏彦さんの『鵼の碑』(ぬえのいしぶみ)について多少突っ込んだ内容紹介と解説をしたいと思います。 あらすじ 昭和二十九年、二月。 劇の脚本を書くため日光榎木津ホテルに滞在している最中、メイドから殺人の記憶を打ち…
こんばんは、紫栞です。 今回は、雨穴さんの『変な家2 11の間取り図』の感想を少し。 間取り図ミステリー第2弾 『変な家2 11の間取り図』は2023年12月に刊行された長編小説。 タイトルの通り、ウェブライターでYouTuberである雨穴(うけつ)さんが2021年に刊…
こんばんは、紫栞です。 今回は、映画『スイート・マイホーム』を観たので感想を少し。 こちらの映画、神津凛子さんの小説を映画化したものでして、前にこの原作本について当ブログで感想を書きました。↓ www.yofukasikanndann.pink 映画が公開されたのは202…
こんばんは、紫栞です。 今回は、手塚治虫先生の『七色いんこ』をご紹介。 演劇を下敷きにしたドロボーエンタメ 『七色いんこ』は1981年3月~1982年5月まで「週刊少年チャンピオン」で連載されていた漫画作品。 内容はともかく、タイトルはそこそこ知られて…
こんばんは、紫栞です。 今回は、京極夏彦作品の“本”ごとの時系列をまとめたいと思います。 京極夏彦作品は基本的にどの作品も同一世界線で描かれているため、シリーズや出版社の垣根を越えて事象や人物が繋がるように描かれています。 今まで各シリーズの刊…
こんばんは、紫栞です。 今回は、映画『沈黙のパレード』を観たので、感想を少し。 こちら、2022年に公開された映画。2007年からフジテレビで制作されている【ガリレオシリーズ】 www.yofukasikanndann.pink このシリーズは今までにテレビシリーズが二期、ス…
こんばんは、紫栞です。 今回は、京極夏彦さんの『死ねばいいのに』をご紹介。 タイトル 『死ねばいいのに』は2010年に刊行された長編小説。インパクト大のタイトルでして、作者の京極さんも「ひどいタイトル」と当時のインタビューで仰っております。このタ…
こんばんは、紫栞です。 今回は、手塚治虫大先生の代表的漫画作品『ブラック・ジャック』を、買い揃えるならどの版の本を買えばいいのかをまとめたいと思います。 手塚治虫作品ランキング、医療漫画ランキングなどで度々人気1位になる『ブラック・ジャック』…