小説
こんばんは、紫栞です。 今回は、東野圭吾さんの『ゲームの名は誘拐』をご紹介。 あらすじ 腕利きの広告プランナーである佐久間駿介。金を稼ぎ、適当に女遊びをして順風満帆な日々を過していた彼だったが、ある日、手掛けてきた一大プロジェクトをクライアン…
こんばんは、紫栞です。 今回は、米澤穂信さんの【小市民シリーズ】をご紹介。 小市民シリーズとは 【小市民シリーズ】は米澤穂信さん初期の代表作である2大青春ミステリ小説シリーズの内の一つ。※もう一つは【古典部シリーズ】ですね。 www.yofukasikanndan…
こんばんは、紫栞です。 今回は、京極夏彦さんの『鵼の碑』(ぬえのいしぶみ)について多少突っ込んだ内容紹介と解説をしたいと思います。 あらすじ 昭和二十九年、二月。 劇の脚本を書くため日光榎木津ホテルに滞在している最中、メイドから殺人の記憶を打ち…
こんばんは、紫栞です。 今回は、映画『スイート・マイホーム』を観たので感想を少し。 こちらの映画、神津凛子さんの小説を映画化したものでして、前にこの原作本について当ブログで感想を書きました。↓ www.yofukasikanndann.pink 映画が公開されたのは202…
こんばんは、紫栞です。 今回は、京極夏彦作品の“本”ごとの時系列をまとめたいと思います。 京極夏彦作品は基本的にどの作品も同一世界線で描かれているため、シリーズや出版社の垣根を越えて事象や人物が繋がるように描かれています。 今まで各シリーズの刊…
こんばんは、紫栞です。 今回は、京極夏彦さんの『死ねばいいのに』をご紹介。 タイトル 『死ねばいいのに』は2010年に刊行された長編小説。インパクト大のタイトルでして、作者の京極さんも「ひどいタイトル」と当時のインタビューで仰っております。このタ…
こんばんは、紫栞です。 今回は、芦花公園さんの『ほねがらみ』を読んだので感想を少し。 『ほねがらみ』は2021年に刊行されたホラー長編小説。2020年にWeb小説サイト〈カクヨム〉にて発表された「ほねがらみ――某所怪談レポート」がネットでバズり、それを改…
こんばんは、紫栞です。 今回は、伊坂幸太郎さんの『777 トリプルセブン』をご紹介。 あらすじ ツキのない殺し屋・「天道虫」こと七尾は、仲介屋の真莉亜が引き受けてきた「ホテルの一室にいる男に娘からのプレゼントを渡す」という仕事を受けて、ウィントン…
こんばんは、紫栞です。 読みましたよ。『鵼の碑』(ぬえのいしぶみ)を・・・! 凄かったですよ。読めたことはもちろんですけど、他にも色々と感謝の気持ちでいっぱいです。京極先生、ありがとうございます。作家デビュー30周年おめでとうございます。 もっと読…
こんばんは、紫栞です。 今回は、東野圭吾さんの『ある閉ざされた雪の山荘で』をご紹介。 あらすじ 名演出家・東郷陣平が手掛ける舞台オーディションに合格した若き役者七名は、東郷からの手紙に従い、早春の乗鞍高原に集められた。 これから四日間、ペンシ…
こんばんは、紫栞です。 ファンが待ち望み続けていた京極夏彦さんの【百鬼夜行シリーズ】(京極堂シリーズ)本編長編新作『鵼の碑』の発売が、いよいよ本当に近づいてまいりました。 鵼の碑 posted with ヨメレバ 京極 夏彦 講談社 2023年09月14日 楽天ブック…
こんばんは、紫栞です。 今回は、京極夏彦さんの『嗤う伊右衛門』をご紹介。 あらすじ ついぞ笑ったことなぞない生真面目な浪人・伊右衛門に、御行の又市を通して縁組みが持ちかけられる。 その相手は老同心・民谷又左衛門の娘でお岩といった。重い疱瘡を患…
こんばんは、紫栞です。 今回は、芦花公園さんの【佐々木事務所シリーズ】をご紹介。 佐々木事務所シリーズとは 【佐々木事務所シリーズ】は心霊案件を扱う佐々木事務所が、依頼を受けて奇怪な出来事に挑んでいくシリーズ。 ジャンルとしては民俗学・都市伝…
こんばんは、紫栞です。 今回は、米澤穂信さんの『可燃物』をご紹介。 警察ミステリ こちら、2023年7月に刊行された本で、群馬県警捜査第一課・葛警部の活躍を描く短編集。 作者の米澤穂信さんは学生が主役の日常ミステリや、通常とは一味違う舞台設定での本…
こんばんは、紫栞です。 『鵼の碑』!が!発売される!! 2023年9月14日に!つまり、一月半後に! 『鵼の碑』は長らくファンの間で待ち望まれていた【百鬼夜行シリーズ】(京極堂シリーズ) www.yofukasikanndann.pink 百鬼夜行シリーズ9冊合本版 作者:京極夏…
こんばんは、紫栞です。 今回は、芦花公園(ろかこうえん)さんの『異端の祝祭』について少し。 あらすじ 23歳の就職浪人・島本笑美には、生きている人間とそうでないものの区別がつかない。 そのせいで昔から他者と上手くコミュニケーションがとれず、就職活…
こんばんは、紫栞です。 今回は、雨穴(うけつ)さんの小説『変な絵』をご紹介。 奇妙なブログ 『変な絵』は2022年10月に刊行された長編小説。ウェブライターで、YouTuberで、ホラー作家の雨穴さんによる、二作目の小説作品です。 前年の2021年に刊行された作…
こんばんは、紫栞です。 今回は、雨穴(うけつ)さんの小説作品『変な家』についての感想を少し。 新時代間取り図ミステリ 『変な家』は2021年7月に刊行された長編小説。今現在も売れに売れていまして、 2023年には漫画化、 変な家(1) posted with ヨメレバ 雨…
こんばんは、紫栞です。 今回は、五十嵐律人さんの『法廷遊戯』について感想を少し。 あらすじ 法都大ロースクールの学生達の間では、「無辜(むこ)ゲーム」という日常で起こった揉め事を、独自ルールで定めた模擬裁判によって決着を付けるゲームが行なわれて…
こんばんは、紫栞です。 今回は、島田荘司さんの『ローズマリーのあまき香り』の紹介と感想を少し。 あらすじ 一九七七年十月十一日、ニューヨーク・マンハッタン。ウォールフェラー・センター五十階にあるバレエシアターで、戯曲のバレエ「スカボロゥの祭り…
こんばんは、紫栞です。 今回は、フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』について少し。 SF小説の傑作 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』は1969年にアメリカで出版されたSF長編小説。 内容・あらすじは、 舞台は第三次世界大…
こんばんは、紫栞です。 今回は、2023年4月22日、29日にNHKで放送されたドラマ『犬神家の一族』について感想を少し。 横溝正史の代表的シリーズである【金田一耕助シリーズ】。 www.yofukasikanndann.pink おそらく日本でもっとも映像化されている探偵小…
こんばんは、紫栞です。 今回は、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』について少し。 知らない人は誰もいない超絶有名作 『そして誰もいなくなった』は1939年にイギリスで刊行された長編ミステリ小説。ミステリの女王であるアガサ・クリスティ…
こんばんは、紫栞です。 今回は、映画『ブレット・トレイン』を観たので感想を少し。 『ブレット・トレイン』は2022年に公開されたアメリカ映画で、原作は伊坂幸太郎さんの【殺し屋シリーズ】の二作目『マリアビートル』。 www.yofukasikanndann.pink 伊坂作…
こんばんは、紫栞です。 今回は、中山七里さんの『殺戮の狂詩曲(ラプソディ)』について感想を少し。 あらすじ 高級老人ホームで入居者九人が惨殺される事件が発生。犯人として逮捕されたのは施設に勤めていた介護士。殺害された人数、計画的な犯行、差別的思…
こんばんは、紫栞です。 今回は、今までに私が号泣した作品をジャンル問わずにご紹介しようかと。 とはいえ私、ヒューマンや感動物はさほど鑑賞しようとしない人間なのですけども。なんと言いますか、これ見よがしに泣かせようとしてくる作品が苦手といいま…
こんばんは、紫栞です。 今回は、倉井眉介さんの『怪物の木こり』をご紹介。 あらすじ 善人の仮面をかぶりながら嘘を駆使して大金を稼ぎ、邪魔な人間を日常的に殺害することで成功を収めてきた弁護士・二宮彰はある日、仕事帰りにマンションの地下駐車場で怪…
こんばんは、紫栞です。 今回は、宇佐美りんさんの『推し、燃ゆ』について感想を少し。 「2021年もっとも売れた本」と帯に書かれているこちら、第164回芥川賞受賞作。『推し、燃ゆ』は宇佐美りんさんのデビュー作『かか』の次に刊行された作品で、21歳での芥…
こんばんは、紫栞です。 今回は、東野圭吾さんの『仮面山荘殺人事件』をご紹介。 あらすじ ビデオ制作会社社長・樫間孝之は結婚式を数日後に控えていた矢先、交通事故によって婚約者の資産家令嬢・森崎朋美に先立たれてしまう。 三ヶ月後、毎年恒例だった朋…
こんばんは、紫栞です。 今回は、真保裕一さんの『おまえの罪を自白しろ』について感想を少し。 あらすじ 県の公共事業を巡るスキャンダルの渦中にある衆議院議員・宇田清治郎の孫娘が誘拐された。 犯人からの要求は「記者会見を開き、政治家として犯してき…