小説
こんばんは、紫栞です。 『鵼の碑』!が!発売される!! 2023年9月14日に!つまり、一月半後に! 『鵼の碑』は長らくファンの間で待ち望まれていた【百鬼夜行シリーズ】(京極堂シリーズ) www.yofukasikanndann.pink 百鬼夜行シリーズ9冊合本版 作者:京極夏…
こんばんは、紫栞です。 今回は、芦花公園(ろかこうえん)さんの『異端の祝祭』について少し。 あらすじ 23歳の就職浪人・島本笑美には、生きている人間とそうでないものの区別がつかない。 そのせいで昔から他者と上手くコミュニケーションがとれず、就職活…
こんばんは、紫栞です。 今回は、雨穴(うけつ)さんの小説『変な絵』をご紹介。 奇妙なブログ 『変な絵』は2022年10月に刊行された長編小説。ウェブライターで、YouTuberで、ホラー作家の雨穴さんによる、二作目の小説作品です。 前年の2021年に刊行された作…
こんばんは、紫栞です。 今回は、雨穴(うけつ)さんの小説作品『変な家』についての感想を少し。 新時代間取り図ミステリ 『変な家』は2021年7月に刊行された長編小説。今現在も売れに売れていまして、 2023年には漫画化、 変な家(1) posted with ヨメレバ 雨…
こんばんは、紫栞です。 今回は、五十嵐律人さんの『法廷遊戯』について感想を少し。 あらすじ 法都大ロースクールの学生達の間では、「無辜(むこ)ゲーム」という日常で起こった揉め事を、独自ルールで定めた模擬裁判によって決着を付けるゲームが行なわれて…
こんばんは、紫栞です。 今回は、島田荘司さんの『ローズマリーのあまき香り』の紹介と感想を少し。 あらすじ 一九七七年十月十一日、ニューヨーク・マンハッタン。ウォールフェラー・センター五十階にあるバレエシアターで、戯曲のバレエ「スカボロゥの祭り…
こんばんは、紫栞です。 今回は、フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』について少し。 SF小説の傑作 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』は1969年にアメリカで出版されたSF長編小説。 内容・あらすじは、 舞台は第三次世界大…
こんばんは、紫栞です。 今回は、2023年4月22日、29日にNHKで放送されたドラマ『犬神家の一族』について感想を少し。 横溝正史の代表的シリーズである【金田一耕助シリーズ】。 www.yofukasikanndann.pink おそらく日本でもっとも映像化されている探偵小…
こんばんは、紫栞です。 今回は、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』について少し。 知らない人は誰もいない超絶有名作 『そして誰もいなくなった』は1939年にイギリスで刊行された長編ミステリ小説。ミステリの女王であるアガサ・クリスティ…
こんばんは、紫栞です。 今回は、映画『ブレット・トレイン』を観たので感想を少し。 『ブレット・トレイン』は2022年に公開されたアメリカ映画で、原作は伊坂幸太郎さんの【殺し屋シリーズ】の二作目『マリアビートル』。 www.yofukasikanndann.pink 伊坂作…
こんばんは、紫栞です。 今回は、中山七里さんの『殺戮の狂詩曲(ラプソディ)』について感想を少し。 あらすじ 高級老人ホームで入居者九人が惨殺される事件が発生。犯人として逮捕されたのは施設に勤めていた介護士。殺害された人数、計画的な犯行、差別的思…
こんばんは、紫栞です。 今回は、今までに私が号泣した作品をジャンル問わずにご紹介しようかと。 とはいえ私、ヒューマンや感動物はさほど鑑賞しようとしない人間なのですけども。なんと言いますか、これ見よがしに泣かせようとしてくる作品が苦手といいま…
こんばんは、紫栞です。 今回は、倉井眉介さんの『怪物の木こり』をご紹介。 あらすじ 善人の仮面をかぶりながら嘘を駆使して大金を稼ぎ、邪魔な人間を日常的に殺害することで成功を収めてきた弁護士・二宮彰はある日、仕事帰りにマンションの地下駐車場で怪…
こんばんは、紫栞です。 今回は、宇佐美りんさんの『推し、燃ゆ』について感想を少し。 「2021年もっとも売れた本」と帯に書かれているこちら、第164回芥川賞受賞作。『推し、燃ゆ』は宇佐美りんさんのデビュー作『かか』の次に刊行された作品で、21歳での芥…
こんばんは、紫栞です。 今回は、東野圭吾さんの『仮面山荘殺人事件』をご紹介。 あらすじ ビデオ制作会社社長・樫間孝之は結婚式を数日後に控えていた矢先、交通事故によって婚約者の資産家令嬢・森崎朋美に先立たれてしまう。 三ヶ月後、毎年恒例だった朋…
こんばんは、紫栞です。 今回は、真保裕一さんの『おまえの罪を自白しろ』について感想を少し。 あらすじ 県の公共事業を巡るスキャンダルの渦中にある衆議院議員・宇田清治郎の孫娘が誘拐された。 犯人からの要求は「記者会見を開き、政治家として犯してき…
こんばんは、紫栞です。 今回は、城平京さんの『虚構推理短編集 岩永琴子の密室』の感想を少し。 こちら、あやかし達の争い事の仲裁・解決、相談を受け、虚構を用いて人とあやかしの間を繋ぐ「知恵の神」である岩永琴子と、その恋人で、不死で未来決定能力を…
こんばんは、紫栞です。 今回は、綾辻行人さんの『霧越邸殺人事件』(きりごえていさつじんじけん)をご紹介。 あらすじ 一九八六年十一月。ちょっとした慰安旅行で信州の温泉地にやって来ていた劇団『暗色天幕』(あんしょくてんと)の劇団員たち八名は、帰りの…
こんばんは、紫栞です。 今回は、有栖川有栖さんの小説シリーズ【作家アリスシリーズ】(火村英生シリーズ)において、主要人物二人の“トラウマ”が描かれている作品をピックアップしてご紹介しようかと。 【作家アリスシリーズ】は犯罪社会学者の大学准教授・…
こんばんは、紫栞です。 今回は、知念実希人さんの『硝子の塔の殺人』をご紹介。 あらすじ 円錐状のガラスで覆われた直径十メートルほどの展望室に閉じ込められながら、どうしてこんなことになってしまったのか、自分はどこで間違えたのかと考えていた。 殺…
こんばんは、紫栞です。 今回は京極夏彦さんの『書楼弔堂 待宵(まつよい)』をご紹介。 〈探書〉の夕 2023年1月に刊行された『書楼弔堂 待宵』は明治が舞台の〈探書〉物語シリーズの第三弾。「書楼弔堂」という、とんでもなく品揃えが良い本屋に、史実の著名…
こんばんは、紫栞です。 今回は、伊坂幸太郎さんの『シーソーモンスター』をご紹介。 あらすじ 昭和後期。バブルに沸く日本で、北山家の嫁・宮子と姑・セツは日々衝突を繰り返し、宮子の夫でセツの息子である直人は熾烈な嫁姑問題に悩まされていた。 実は宮…
こんばんは、紫栞です。 今回は映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』を観たので、感想を少し。 サリンジャーの伝記映画 原題が『Rebel in the Rye』のこちら、2017年に公開されたアメリカ映画。『ライ麦畑でつかまえて』『バナナフィッシュ…
こんばんは、紫栞です。 今回は森博嗣さんの『すべてがFになる』をご紹介。 あらすじ コンピュータサイエンスの頂点に立つ天才プログラマ・真賀田四季。彼女は十四歳のときに両親を殺害し、以降は孤島の研究施設の一室から一歩も出ない生活を十五年続けてい…
こんばんは、紫栞です。 今回は、東野圭吾さんの『カッコウの卵は誰のもの』について感想を少し。 あらすじ かつてはオリンピックにも数回出場したトップスキーヤーだった緋田宏昌の娘・風美は、幼い頃から目覚ましい才能を発揮し、宏昌以上のスキーヤーに成…
こんばんは、紫栞です。 今回は、映画『屍人荘の殺人』(しじんそうのさつじん)について感想を少々。 今村晶弘さんの長編推理小説が原作のこちらの映画、公開されたのは2019年で前に当ブログで原作小説の紹介をしたのですが↓ www.yofukasikanndann.pink 今更…
こんばんは、紫栞です。 今回は神津凛子さんの『スイート・マイホーム』をご紹介。 あらすじ 三年前に結婚し、長野で妻と幼い娘と共にアパート暮らしをしていた清沢賢二は、ある日ポストに投函されていた“まほうの家”というキャッチコピーに「冬でも半袖一枚…
こんばんは、紫栞です。 今回は、米澤穂信さんの『栞と噓の季節』をご紹介。 あらすじ 二月。高校二年生の堀川次郎は、図書委員の仕事として図書室で一人督促状を書いていた最中、返却箱に一冊の本が置かれたことに気が付く。顔を上げてみたが、目撃したのは…
こんばんは、紫栞です。 今回は、京極夏彦さんの『ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔』をご紹介。 あらすじ 二十一世紀半ば。日本のとある都市で十四五歳の少女ばかりが狙われた禍々しく陰謀めいた連続殺人事件から三ヶ月。 犯人に捕らえられ…
こんばんは、紫栞です。 今回は、森博嗣さんの『オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case』を読んだので感想を少し。 あらすじ 招待状に導かれて孤島に聳えるオメガ城にやってきた訪問者たち。物理学者、数学者、心理学者、医者、画家、記者、そして研究者…